2008年12月16日火曜日

ホリスティックとペット



ホリスティックは私たちの生活に密接しています。何故ならホリスティックは私たちの体だけでなくて、心や生命エネルギーを気、魂といった現代科学では十分に理解できていない分野も対象として、私たち生きている生命の営みに深く関わっています。

今回はペットに関して書いてみようと思います。今はペットを飼われている人は多いと思いますが、欧米ではペットに関するホリスティック的な書籍も販売されていて、そのような考えの獣医さんも多いですが、まだ日本では西洋医学だけの獣医さんがほとんどだと思います。

私は昔から動物が好きで、今でも犬、猫、鳥などのペットを飼っています。今年大学生になった次男が中学生になった頃にフェレットを2匹を買ってあげました。フェレットは イタチの一種であるヨーロッパケナガイタチから家畜化されたもので、古くからヨーロッパで飼育され、現在は世界中で飼われているペットです。平均寿命は6~10年くらいで比較的腫瘍のできやすい動物です。フェレットの半数以上が、(良性・悪性を問わず)何らかの腫瘍にかかるとも言われています。

最初フェレットが我が家に来た時は、手のひらに乗るくらい小さな子供でした。主にフレットは次男が世話をしていましたが、犬や猫のように鳴いたりしません。ケージにいる時はほとんど寝ています。ケージの外に出すと喜んで走り回っています。年齢は7歳くらいになりますが、昨年の秋頃からよく咳をしたりしていました。12月頃に家内が獣医さんの所に連れて行きました。

リンパ腫があってその影響で、心不全を起こしていたようでした。獣医さんの説明では「心臓の拍動が早くてあまり血液を送ることができない」と言われたそうです。獣医さんからは利尿剤とステロイドの薬が処方されました。家内は何種類かの薬を1ccの注射器で無理や口に入れて飲ましていました。その獣医さんホリスティックな考えもある程度理解していて、AHCCという健康食品も積極的に使っていました。AHCCは私も使っているので、獣医さんの西洋薬と我が家にある健康食品でしばらく様子をみていました。

ある程度回復しましたが、春頃から体調が悪くなってかなり危険な状況で、週3回ほど点滴(首の所に100cc程点滴の注射をする)してもらっていました。その頃に知人から大阪で気功教室をしている先生がいることを聞いたので、家内はフェレットを連れて春頃に1回治療してもらいました。気功の先生は1回の治療で「良くなりますよ」と言われたそうです。事実それから驚異的な回復で、腫瘍もなくなりました。体重も増えて元気になりました。獣医さんは驚いていました。

私の経験からも犬や猫のようなペットは、気功治療や機能性食品が人間以上に劇的に効果を示すことがあります。動物は人間のように不信感を持って治療を受けることはないので、ストレート作用するのかもしれません。ただフェレットは腫瘍のできやすい動物ですので油断はできません。

次男は4月から大学生になって家を離れましたので、家内がフェレットの世話をするようになりました。5月になってまた調子が悪くなってきました。獣医さんのお話では胸のリンパ腫が再発して呼吸が悪くなっているようです。酸素が必要なので、2、3日入院しました。場合によっては自宅で酸素を準備しないといけないかもしれないので、在宅酸素療法のパンフレットを取り寄せました。

それから少し落ち着きました。体調が良くなって在宅酸素療法は必要がなくなった代わりに、お薬の量がかなり増えていました。腫瘍に対して抗ガン剤も開始しました。また徐々に体調は戻ってきました。抗ガン剤を使っていると肝機能が上昇してきたので、肝臓に効果のある乳酸菌製剤から作られた機能性食品を与えました。すると肝機能は安定してきました。

その後も波がありますが、少し悪くなったり、また良くなったりの繰り返しでしたが、12月8日にとうとう亡くなりました。獣医さんから最初あまり長く持たないと言われていましたが、西洋医学的な治療以外に機能性食品や気功治療を併用して1年近く延命することができました。フェレットの世話はほとんど家内がしていました。私がホリスティックな医療をするようになって、私がホリスティックな治療しなくても、我が家では家内や家族にとってもそれが自然で当たり前のようになっています。

患者さんであろうが、動物であろうが、病気治療の基本は、自然治癒力を高めることだと思います。私たちはいろいろな方法や手段を使って、自然治癒力を高めるきっかけを作っているだけなのかもしれません。体からのアプローチ、心からのアプローチ、気からのアプローチ、スピリチャルなアプローチ…どのようなアプローチであろうと、自然治癒力を高めることが治癒に繋がると思っています。