2009年4月1日水曜日

脉診~左右の脉

フォーラムにおこし頂けなかった
皆様には馴染みの無いお話かも知れませんが
一読頂ければと思います。

3月29日のフォーラムで
ご質問いただきました
「脉診は左右のどちらを診るのが良いですか?」
口頭でもお答えさせて頂きましたが
改めてご説明させて頂きます。

脉診は両方の脉を診る事をお勧め致しますが、
「男は左、女は右」
と古来より言われまして
男性は左が優位で
女性は右が優位とされます。

左は、氣の発散性を表し
一度に使える氣の量を表します。
「男性の方が力がある」など
心身ともに使える力を現しています。

右は、氣の求心性を表します。
女性は、お子様を授かる権利がありますので
おへその下を中心に氣を集めることが重要です。

しかし、女性でもお体が丈夫でお仕事も
男性より能力のある方もたくさんおられます。
全体として比べた場合の比較であり
個人では一概には言えないです。

ただ男女とも優位であるべき脉に
力が無ければ、
調子が良いとは言い難いです。

男性で左の脉に力が無ければ、
お疲れが取れない感じで
お仕事にも差し障ることも・・
女性で右の脉に力が無ければ、
月経などに異常をきたすことも・・

病名は医師の診断が必要ですし、
専門の施術者に
脉診を診てもらわないで
安易に「~が悪い」とは考えないほうが
良いです。

しかし傾向として、
脉に偏りがある場合に、
生活習慣を見直されることはお勧めです。

男女ともいつもより
脉に力が無いと「気疲れ」
の場合が多いですが
特に左の脉に力が無いと言う事があります。

皆様のご参考になればと思います。

次回は、花粉症についてのお話
(脉診も織り交ぜていきます)
 
青龍サコダ鍼灸治療院 迫田 敬一