2008年12月8日月曜日

セラピスト自身の癒しも大切

先日、3期目(8日間)のホリスティックコミュニケーション実践セミナーを無事終了しました。受講生にとって、とても満足感の高いセミナーであったことは、主催者としては何よりもうれしいことです。

私自身、このセミナーを通して、気づかされることがいくつかありました。

最初は、セラピー的なコミュニケーションのテクニック(主にソリューション・フォーカスト・アプローチ)を教えるつもりで、このセミナーを開催しました。

ところがやっているうちに、これはテクニックを教えながら、実は、セラピーに必要なものの見方や考え方を学ぶことの方が重要であることに気づいたのです。

しかし単に、ものの見方考え方の話をしても、概念的になるだけであり、本当の意味は伝わりませんが、毎回のデモンストレーションやワークをすることで、初めてそれがしっかりと伝えることがわかりました。

さらに、今回のセミナーでは、皆さん自分が現在抱えている問題を題材にして、実際のワークをしますので、自ずとその問題に目を向けざるを得ませんし、またそこで行われるワークでその問題が解決されることもしばしばありました。

それにより、セラピストである参加者が、様々な気づきを得ることになり、それにより癒され、それがさらに、ものの見方や考え方を大きく変えることに気づきました。

つまり、セラピスト自身の問題を解決し、癒されることが、結果としてその人のセラピーの質を高めるのではないかと思ったのです。

セラピーのテクニックを磨くことばかりに目を向けるのではなく、自分自身を癒すこと、これもセラピストにとってとても重要なことなのだと感じました。