2009年1月18日日曜日

1.17




1月17日・・・この日は阪神淡路大震災から14年目。

この日が近づくにつれ、心の底の澱がまた舞い上がってくる。

神戸の人は、多かれ少なかれ、この日を特別な想いで過ごしている。


何が出来たのか

何をすれば良かったのか

壊れた町並みや、燃えさかる家を前に
何をするべきだったのか

明日、行くべき場所を失い

明日、やるべき仕事を失い

電気の灯りも無く真っ暗で、月灯りだけの街に心が震え

人々の死を前に、自然の偉大さに屈服し

そして、人の手と手で助け合うことを学んだ。


日本中から駆けつけて来てくれたボランティア達と
一緒に行なったボランティア活動でも
人を助けたいという熱い思いから
多くのことを気づかせてもらった。

自分の弱さも、足りない部分も、譲れない部分も
自分の中にある囲いをたくさん見せてもらった。


あの震災から14年

やっと14年

まだ14年

こうして毎年、年を重ねて、変化は少しづつかもしれないけど

震災体験が人生を変えたのだと、はっきり分かる。

神戸では、12月にメモリアルとして開催される『ルミナリエ』の輝き。

この輝きと共に、あの日にタイムスリップしてしまうけど

あの日から始まったことも抱えて、何かをやり遂げたい。