1月17日・・・この日は阪神淡路大震災から14年目。
この日が近づくにつれ、心の底の澱がまた舞い上がってくる。
神戸の人は、多かれ少なかれ、この日を特別な想いで過ごしている。
何が出来たのか
何をすれば良かったのか
壊れた町並みや、燃えさかる家を前に
何をするべきだったのか
明日、行くべき場所を失い
明日、やるべき仕事を失い
電気の灯りも無く真っ暗で、月灯りだけの街に心が震え
人々の死を前に、自然の偉大さに屈服し
そして、人の手と手で助け合うことを学んだ。
日本中から駆けつけて来てくれたボランティア達と
一緒に行なったボランティア活動でも
人を助けたいという熱い思いから
多くのことを気づかせてもらった。
自分の弱さも、足りない部分も、譲れない部分も
自分の中にある囲いをたくさん見せてもらった。
あの震災から14年
やっと14年
まだ14年
こうして毎年、年を重ねて、変化は少しづつかもしれないけど
震災体験が人生を変えたのだと、はっきり分かる。
神戸では、12月にメモリアルとして開催される『ルミナリエ』の輝き。
この輝きと共に、あの日にタイムスリップしてしまうけど
あの日から始まったことも抱えて、何かをやり遂げたい。