2009年5月11日月曜日

エゴノキの花




先日の花水木に続いて、対になっているエゴノキのほうにも花が咲きました。冬に剪定したせいか、今年は花のつきは今一つですが、それでもすずなりといった感じで元気に咲きます。

植物にうとい私は、我が家に植えてもらうまでこんな木の存在は知らなかったので、初めて花を見た時には驚きました。

えっ? 花が下を向いて咲いている!

こんなヘンな木もあるのかと思いましたが、「下から見上げた時に花が楽しめる」と教えてもらい感心しました。

ものの見方によって価値観は全く変わります。

金子みすずさんの有名な詩に、「みんなちがって、みんないい」という一節があります。
エゴノキの花もひとつの個性。そこには独特の大きな価値があります。

医療の世界も同じです。
数ある代替医療にも、「唯一これだけ」ではなくて、みんなそれなりの、価値や、意義があるはずです。

自分の治療には自信を持っているが、
自分の流儀とは違う、他の方法、考え方にもその意義を認めることができる。

ホリスティックな治療家であるということはそういうことだと思います。

愛場庸雅