2009年2月1日日曜日

犬の骨折



1月10日、黒丸先生のセミナーから帰宅すると、我が家の犬の様子がおかしい。
親父が、家の中には入れてくれているが、見にゆくと足腰が立たなくなっている。

右足は伸びきったままで曲がらない。左手は動くようだが、ずっと体が震えている。
けいれんか?脳卒中か?熱はなさそうだ。食欲はあるようだが・・・

脱臼か?骨折かも? 皆留守にしていた間のことで、様子がわからない。

その夜は家内が付きっきりで添い寝して、次の日に車に乗せてかついで、動物病院へ。
日曜日でも開いているのは本当に助かる。

X線撮影。伸びきっているのと反対の左足の大腿骨が、完全に骨折している。しかも2か所。

手術が必要といわれ、病院を紹介してもらう。幸いその日の最終で見てくれるとのこと。夕方車で門真まで。

即入院、材料があれば明日手術とのこと。複雑な骨折なので、単純なものでなく、骨肉腫による病的骨折の可能性もある。

祈る気持ちで待つ。幸い、翌日手術ができ、迅速病理でもOK。金属のボルトで固定され、17日に退院。


さて、ここからは、ホリスティックの出番だ。アロマをたく、レイキをする。黒田光線を足にあてる。(写真)足裏マッサージ。玄米クリーム、クーミス(馬乳酒)。ブルーソーラーウォーター。もちろん運動もさせる。庭へおろして、排泄兼前足歩行訓練。

動物の本能は、余計な知識がない分、けっこう凄いかもしれない。体調によって、水を飲むときも、飲まない時もあり、食べ物の好みも変わるのがわかる。こざかしい栄養学は、本能の前では小さい存在だ。

でも、本当に大切なのは飼い主の愛情だ。ある人曰く、「子供の病気は親の病気。親がどこまで真剣になれるかが、子供の病気の経過にかかっているのだ」と。

「愛されている」という無意識の感情、安心感が自然治癒力を高めるのだと思う。

動けない犬は、鳴き声で意思表示をするしかない。赤ん坊と同じだ。しかも、もともとの淋しがりが、気が弱くなって片時も目が離せない。

飼い主はもうフラフラである。体重30キロ超を毎日担いで2階から庭までおろす。腰が段々痛くなってきている。


今朝、起きてみると、ペットシーツに血がべっとり。
な、なんや! 薬で胃潰瘍か? 嘔吐か?

一瞬焦る。しかし、鮮血だ。歯か? いや、鼻血だった。犬でも鼻血を出すのか?
でもまあ、これなら安心。空気の乾燥のためだろう。

本日、術後3週間目でX線撮影。
ヒトでいえば70歳を超えた老犬。残念ながらまだ、骨形成のきざしはない。いいほうの右足の麻痺も進んでいるようだ。

長い介護の道のりが続きそうだ。

でも、大丈夫。きっと良くなる。
愛情では負けない。

愛場庸雅