
ホリスティック医学協会(本部)では、本年11月14日のシンポジウムで、アンドルー・ワイル博士の出演する、「ガイアシンフォニー第7番」を上映し、協賛することになりました。
先日の東京での会議の折りに、龍村仁監督直筆のお礼状を見せて頂きました。
はがき1枚に毛筆で書かれたお礼状は、次のような言葉で結ばれていました。
「全ての生命が潔く健やかに生き続けるために」
「そうなんだ」と、腑に落ちた感じ。気に入りました。
我々のいのちは、他の多くのいのちの犠牲の上に成り立っています。自然界はこのいのちの連鎖という自然のしくみを粛々と受け入れています。
自分が病気になった時は、病気はつらい、良くなりたい、助かりたい、死にたくない、のも確かな本音ですが・・・、
世界最高ともいえるレベルの医療を受けられるありがたいニッポンにあって、それでもなお医療不信がつのるばかりの人々。
やれ代替医療だ、統合医療だ、と「健康」を追い求める人々。
癒しを求める人々の群れに、疲れきっている医療従事者たち。
一方では、どうしても避けられない医療の不平等。
人々の健康を願い、健やかに生きることのお手伝いを、微力ながらできることを誇りに思いながら、
それでも感じる疑問があります。
病や障害、そして死も、実は健やかに生きていることのひとつの場面なのではないか。
死、老い、病気を、いさぎよく受け入れることも、いのちの健やかさではないのか。
そんなメッセージを感じました。
どんな映画になるのか、今から楽しみです。
愛場庸雅