2010年1月10日日曜日

スポーツとホリスティック


最近、京阪電車の駅でみられる、ひらかたパークの「ひとりバンクーバー」を見て、笑ってしまった人は多分私だけではないでしょう。
 
オリンピックも間近ですが、考えてみるとスポーツで勝つにもホリスティックなパワーが必要ですね。

 どんなスポーツでもそうなのですが、体が重要なのは言うまでもありませんが、単に体力がある、力があるというだけでは勝てないようです。

トップアスリートともなれば、ある一瞬に集中するメンタルな力、ピンチでもあきらめない心、冷静な判断力、そういう心の動きが勝負をきめることがよくあります。

さらに、「気」。意気込み、気合い、エネルギーフローのコントロールは実はスポーツの重要な要素です。
また、ホームゲームの地元の利ともいわれるように、実は応援している観衆、サポーターの気が勝敗に影響することも感じられます。

それでは、「霊性」は?
以前、柔道の決勝でヤワラちゃんこと田村(当時)選手が敗れた時、「敗れた瞬間、それを上から見下ろしている自分がいた」とコメントしていたのを思い出しました。まさに全身全霊で戦ったあと、一瞬抜け出してしまったようですね。

一体、トップアスリートの選手たちは、なぜあんなに厳しいトレーニングを積んでまで競技に励むのでしょうか。
金メダルをとってもそれは必ずしも人生の成功と幸せを保証するものではなく、一時の栄光にすぎないとも言えます。ましてや明らかにそれにも届かない人たちは・・

お金や名誉では説明できないのです。きっと、その人たちのどこかに、そのスポーツにかけるスピリチュアルななにかがあるのでしょう。

それでも、出るからには勝利を目指します。その結果は、負ける人の方が圧倒的に多いのです。病から学ぶと同様に、敗北から学ぶ人生も大きな価値があるのではないでしょうか。

さて、バンクーバー五輪。
普段テレビをつけなくなって7年になる我が家でも、こういうときは別です。今年はちょっとホリスティックにオリンピックを楽しんでみたいと思います。

愛場庸雅