第27回学習会
平成21年3月21日(土) 午後3時~午後5時
場 所 : 慈恵クリニック
奈良県大和郡山市小泉町東1丁目8-7
(JR大和路線大和小泉駅、徒歩1分)
参加者が多ければ変更します
講 師 ストレスマネジメント研究会
経営コンサルタント 竹内久視氏
学習予定内容
1.Yoshii9 音楽会『心をひらいてみよう』
・心と体にとって大切な「免疫力」
・驚異のスピーカーYoshii9の不思議な力
Yoshii9から聞こえてくる感動的な自然な音、音楽を聴きながら、人間の体に本来備わっている心と体にとって大切な「免疫力」という恩恵についてお話しします。
※自分の好きなCDを持ってくるのもOKです!
2.検討会
参 加 費
2000円(一般 おやつ代等含む)
1000円(慈恵クリニックの患者さん、コアの会会員、ホリスティック医学協会会員)
定員 :20名
申込 :慈恵クリニック
TEL. 0743-57-6131
yamada@jikei-clinic.com
*メールでお申し込みされる場合は、来られる方の
お名前と所属、連絡先電話番号かメールアドレス
を記載してください。
*お申し込みは3月18日までとさせていただきます。
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コアの会:慈恵クリニックで開催される勉強会です。
コはこの世のこと、アはあの世のこと、そしてコアは英語で
核心という意味があります。
私たちが生きている現実的な世界とスピリチュアルな
領域も含めて、健康について必要なことを深く勉強し、より
健康的な人生を歩んでいけるお手伝いをしたいと思っていま
す。
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次回第28回学習会は
平成21年4月18日(土)午後3時~午後5時開催
講師: 大阪市立総合医療センター耳鼻咽喉科部長 愛場庸雅先生
タイトル: がんを生きる
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2009年2月20日金曜日
2009年2月11日水曜日
生きる
2009年2月10日火曜日
代替医療を活かす
組合誌から依頼されて書いている原稿、「健康コラム -ホリスティックヘルスを目指して-」の第4回目の原稿を公開します。ちなみに、第1回から第3回の原稿は、関西支部のホームページの「健康コラム」の欄にすでにアップされています。
タイトル:代替医療を活かす。
皆さんも、健康食品を食べたり、疲れたとき温泉でアロママッサージをしてもらったり、肩や腰の痛みに鍼を打ってもらったりしたことはありませんか。
私たちが病気になって病院で治療を受ける時、今の日本でふつうに行われている診断と治療の考え方は、現代西洋医学に基づくものです。それは、近代以降急速に発達した科学的、分析的な考え方に基づいた医学で、病気の原因を分析して診断し、それに対する治療を行ってゆきます。
一方、世の中にはこの現代西洋医学とは、考え方も方法も全く異なる医療、医学体系があります。このような医療は、現在の医療にとって代るものと言う意味で、まとめて代替医療と呼ばれます。
また、現代の西洋医学では治療が困難な場合に、それを補うと言う意味から、補完代替医療という言葉で呼ばれることもあります。
さらに、これらのいろいろな医療の考え方を整理し再構築しようという、統合医療という考え方も生まれてきています。
代替医療と呼ばれるものには、古い昔から行われていた各国の伝統医学、またその考え方を応用し、そこから派生したさまざまな医学体系があります。
大きなものとしては中国医学、インド医学(アーユルヴェーダ)、アラブ医学(ユナニ)などがあります。いずれも古くからの文明と宗教を基盤とし、体と心に働きかける独自の治療法を持っています。そして、心理療法、手技・運動療法、栄養療法、自然療法などに分類される各種の療法もあります。
具体的な療法を挙げてみます。皆さんはどのくらいご存知で、どのくらい体験された事があるでしょうか?
漢方、鍼灸、あん摩・マッサージ・指圧、カイロプラクティック、オステオパシー、キネシオロジー、リフレクソロジー、セラピューティック・タッチ、レイキ、ハーブ、アロマセラピー、サプリメント、健康食品、断食、マクロビオティック、ゲルソン療法、心理療法、行動療法、催眠、バイオフィードバック、気功、ヨーガ、イメージ療法、瞑想、音楽療法、芸術療法、ユーモア療法、森林療法、温泉療法、タラソテラピー、温熱療法、エネルギー療法、ホメオパシー、フラワーエッセンス、・・・・
その他、挙げ始めるときりがありません。
重要な事は、これらの代替医療は、今の日本の医療における主流の考え方ではなくても、医療として成り立っている以上、何らかの効果はあり、近代科学に基づくエビデンスはなくとも、頭から否定するべきものでは決してないということです。
代替医療の各々は、それぞれ独自の哲学と理論を持っています。この中には、日本ではほとんど知られていなくても、海外では健康保険が利く治療法もあります。アメリカでは、保険制度が日本とは異なるためでもありますが、こういった補完代替医療にかけられるお金が、現代医学にかけられるお金を上回ってしまったという報告もあります。
現代西洋医学が手こずっている病気は、アトピー、アレルギー、がん、自己免疫疾患など、慢性的で、生活習慣が関与し、体だけでなく心も深く関与しているような病気です。このような病気に対しては、代替医療のほうが効果を発揮する事も期待できます。
また代替医療は、全てがそうではありませんが、現代医学の治療法に較べて体に対する副作用が比較的少ないというメリットもあります。今までは、「古臭い、怪しい」治療法は否定されがちでしたが、これからの医療は、むしろその利点を大いに利用すべきではないでしょうか。
西洋医学と代替医療のそれぞれの利点を知り、うまく活用してゆく事は、医療費の削減にもつながると思われます。
ところが一方、残念ながら代替医療の中にはかなり「あやしい」ものが存在するのも事実です。
典型的なのは、例えば健康食品で、「○○さえ飲めば、全ての病気が治る」といったたぐいのものです。このようなものの中には明らかに詐欺まがいのものがあります。
病気という他人の弱みに付けこんで不当な利益を得ようとするのは情けない行為です。それが代替医療への信頼を損ねることになっているのは、大変残念なことです。
まっとうなものと、おかしいものを見分けるのは難しい場合が多いですが、本当に良いもの、信用できるものは、地道に長続きしているはずです。
高すぎるものはやめること。他の治療法をけなす治療家は避けるほうが賢明でしょう。
自分の治療法の弱点、つまり出来る事と出来ない事をきちんと説明してくれる人、治療法の押し付けではなく患者の立場に立って考えてくれる人を選ぶことです。
医者も色々ですが、代替療法家もいろいろ。治療者の品格を見抜くことも大事です。
愛場庸雅
タイトル:代替医療を活かす。
皆さんも、健康食品を食べたり、疲れたとき温泉でアロママッサージをしてもらったり、肩や腰の痛みに鍼を打ってもらったりしたことはありませんか。
私たちが病気になって病院で治療を受ける時、今の日本でふつうに行われている診断と治療の考え方は、現代西洋医学に基づくものです。それは、近代以降急速に発達した科学的、分析的な考え方に基づいた医学で、病気の原因を分析して診断し、それに対する治療を行ってゆきます。
一方、世の中にはこの現代西洋医学とは、考え方も方法も全く異なる医療、医学体系があります。このような医療は、現在の医療にとって代るものと言う意味で、まとめて代替医療と呼ばれます。
また、現代の西洋医学では治療が困難な場合に、それを補うと言う意味から、補完代替医療という言葉で呼ばれることもあります。
さらに、これらのいろいろな医療の考え方を整理し再構築しようという、統合医療という考え方も生まれてきています。
代替医療と呼ばれるものには、古い昔から行われていた各国の伝統医学、またその考え方を応用し、そこから派生したさまざまな医学体系があります。
大きなものとしては中国医学、インド医学(アーユルヴェーダ)、アラブ医学(ユナニ)などがあります。いずれも古くからの文明と宗教を基盤とし、体と心に働きかける独自の治療法を持っています。そして、心理療法、手技・運動療法、栄養療法、自然療法などに分類される各種の療法もあります。
具体的な療法を挙げてみます。皆さんはどのくらいご存知で、どのくらい体験された事があるでしょうか?
漢方、鍼灸、あん摩・マッサージ・指圧、カイロプラクティック、オステオパシー、キネシオロジー、リフレクソロジー、セラピューティック・タッチ、レイキ、ハーブ、アロマセラピー、サプリメント、健康食品、断食、マクロビオティック、ゲルソン療法、心理療法、行動療法、催眠、バイオフィードバック、気功、ヨーガ、イメージ療法、瞑想、音楽療法、芸術療法、ユーモア療法、森林療法、温泉療法、タラソテラピー、温熱療法、エネルギー療法、ホメオパシー、フラワーエッセンス、・・・・
その他、挙げ始めるときりがありません。
重要な事は、これらの代替医療は、今の日本の医療における主流の考え方ではなくても、医療として成り立っている以上、何らかの効果はあり、近代科学に基づくエビデンスはなくとも、頭から否定するべきものでは決してないということです。
代替医療の各々は、それぞれ独自の哲学と理論を持っています。この中には、日本ではほとんど知られていなくても、海外では健康保険が利く治療法もあります。アメリカでは、保険制度が日本とは異なるためでもありますが、こういった補完代替医療にかけられるお金が、現代医学にかけられるお金を上回ってしまったという報告もあります。
現代西洋医学が手こずっている病気は、アトピー、アレルギー、がん、自己免疫疾患など、慢性的で、生活習慣が関与し、体だけでなく心も深く関与しているような病気です。このような病気に対しては、代替医療のほうが効果を発揮する事も期待できます。
また代替医療は、全てがそうではありませんが、現代医学の治療法に較べて体に対する副作用が比較的少ないというメリットもあります。今までは、「古臭い、怪しい」治療法は否定されがちでしたが、これからの医療は、むしろその利点を大いに利用すべきではないでしょうか。
西洋医学と代替医療のそれぞれの利点を知り、うまく活用してゆく事は、医療費の削減にもつながると思われます。
ところが一方、残念ながら代替医療の中にはかなり「あやしい」ものが存在するのも事実です。
典型的なのは、例えば健康食品で、「○○さえ飲めば、全ての病気が治る」といったたぐいのものです。このようなものの中には明らかに詐欺まがいのものがあります。
病気という他人の弱みに付けこんで不当な利益を得ようとするのは情けない行為です。それが代替医療への信頼を損ねることになっているのは、大変残念なことです。
まっとうなものと、おかしいものを見分けるのは難しい場合が多いですが、本当に良いもの、信用できるものは、地道に長続きしているはずです。
高すぎるものはやめること。他の治療法をけなす治療家は避けるほうが賢明でしょう。
自分の治療法の弱点、つまり出来る事と出来ない事をきちんと説明してくれる人、治療法の押し付けではなく患者の立場に立って考えてくれる人を選ぶことです。
医者も色々ですが、代替療法家もいろいろ。治療者の品格を見抜くことも大事です。
愛場庸雅
2009年2月3日火曜日
組織管理と人
先日、P2Mセミナーとやらに行ってきました。これはプロジェクト&プログラムマネジメントの略だそうです。いわゆる会社や企業の組織管理に関するものですが、私もこのセミナーに出席して初めて知った言葉でした。
このセミナーには4人の演者が講演をしたのですが、その中のゴールドラット・コンサルティング・ディレクターの岸良裕司氏の「全体最適の問題解決術」の話がとても面白かったので少し紹介します。
これは企業における様々な問題(利益が上がらない、過剰在庫を抱えている、会議が多い、開発が遅れている、コストダウンが進まない、モチベーションが下がっている等々)に対して、どのようにこれらを解決していったらよいのかという話です。
通常のマネジメントではいかに利益を上げ、いかにコストを下げるかといった個々の問題に対していろいろな対策を立て、それを実行するという形のものが多いようです。しかしそのような対策をたててもなかなかうまくいかないのが現実です。なぜならばそれらは個々の問題に対する対症療法に過ぎないからです。
彼が言っているのは個々の問題をバラバラにして考えるのではなく、全体はすべてつながっているので、それらの最も根底にある問題を明確にし、それに対する解決策を実行しさえすれば、あとはそれほど労力をつかうことなく自ずと全体の問題も解決されていくということでした。
つまり「部分」にとらわれるのではなく、あくまで「全体」に目を向け、それらはすべてつながっているので、その問題の最も重要なポイントに対する対策を立てさえすれば、状況は大きく変わるというのです。まさにホリスティックな考え方です。実際、この理論を体系化したゴールドラット博士はこの考え方を「Holistic」という言葉を使って表現しているそうです。
そしてさらに目から鱗だったのは、組織管理と人はセットにして考えないといけないというものでした。大抵の企業コンサルタントなどは、数値や目標管理を重視し、人の心をも含めた対策などしません。
これは当然といえば当然ですが、でも考えてみると確かにおかしいですよね。だって、組織を動かしているのは「人」なんですから、その人の心や考え方を無視して、こうしろ、ああしろといっても、それでは所詮、物事はうまくいきませんよね。
そして物事がうまく運ばないのは、その根底にある考え方の対立だというのです。今のあり方を変え、新しいことにチャレンジするのがよいのか、それともある程度の安定を維持するために今のままでい続けた方がよいのか、などという対立はどこにでもある根本問題のひとつです。
つまり、こうしたらこうなるに違いない、そんなことをしたらきっと失敗するといった、勝手な思いこみが誰にでもあり、それが同じ部門の中のみならず、製造部門や営業部門、経営部門、開発部門といったそれぞれの部所の対立にもなっているというのです。
このセミナーでの話は、まさにこの人と人との対立構造をどのように解決していくのかといった、その解決方法についてのお話でした。つまりどのようにしたら、みんなが持っている間違った思いこみに気づけるのか、そこからどうやってお互いにとって納得ができ、かつお互いにメリットになる対策を立てていくのかという話でした。
私も現在ホリスティックコミュニケーション実践セミナーをやっていますが、まさにこの考え方や方法論に通じるものがあり、また組織改革などにも当然使えるわけなのでとても興味をそそられました。今後はぜひ、この考え方を取り入れながらホリスティック医学協会や病院の改革などにも役立てたいと思いました。
興味のある人はぜひ以下の本を読んでみてください。セミナーでの話がすべて載っています。
岸良裕司著、全体最適の問題解決入門(ダイヤモンド社)
私のような素人でも読めてしまうとても分かりやすい本です。専門用語は出てきませんので本当に読みやすいです。お薦めです。
このセミナーには4人の演者が講演をしたのですが、その中のゴールドラット・コンサルティング・ディレクターの岸良裕司氏の「全体最適の問題解決術」の話がとても面白かったので少し紹介します。
これは企業における様々な問題(利益が上がらない、過剰在庫を抱えている、会議が多い、開発が遅れている、コストダウンが進まない、モチベーションが下がっている等々)に対して、どのようにこれらを解決していったらよいのかという話です。
通常のマネジメントではいかに利益を上げ、いかにコストを下げるかといった個々の問題に対していろいろな対策を立て、それを実行するという形のものが多いようです。しかしそのような対策をたててもなかなかうまくいかないのが現実です。なぜならばそれらは個々の問題に対する対症療法に過ぎないからです。
彼が言っているのは個々の問題をバラバラにして考えるのではなく、全体はすべてつながっているので、それらの最も根底にある問題を明確にし、それに対する解決策を実行しさえすれば、あとはそれほど労力をつかうことなく自ずと全体の問題も解決されていくということでした。
つまり「部分」にとらわれるのではなく、あくまで「全体」に目を向け、それらはすべてつながっているので、その問題の最も重要なポイントに対する対策を立てさえすれば、状況は大きく変わるというのです。まさにホリスティックな考え方です。実際、この理論を体系化したゴールドラット博士はこの考え方を「Holistic」という言葉を使って表現しているそうです。
そしてさらに目から鱗だったのは、組織管理と人はセットにして考えないといけないというものでした。大抵の企業コンサルタントなどは、数値や目標管理を重視し、人の心をも含めた対策などしません。
これは当然といえば当然ですが、でも考えてみると確かにおかしいですよね。だって、組織を動かしているのは「人」なんですから、その人の心や考え方を無視して、こうしろ、ああしろといっても、それでは所詮、物事はうまくいきませんよね。
そして物事がうまく運ばないのは、その根底にある考え方の対立だというのです。今のあり方を変え、新しいことにチャレンジするのがよいのか、それともある程度の安定を維持するために今のままでい続けた方がよいのか、などという対立はどこにでもある根本問題のひとつです。
つまり、こうしたらこうなるに違いない、そんなことをしたらきっと失敗するといった、勝手な思いこみが誰にでもあり、それが同じ部門の中のみならず、製造部門や営業部門、経営部門、開発部門といったそれぞれの部所の対立にもなっているというのです。
このセミナーでの話は、まさにこの人と人との対立構造をどのように解決していくのかといった、その解決方法についてのお話でした。つまりどのようにしたら、みんなが持っている間違った思いこみに気づけるのか、そこからどうやってお互いにとって納得ができ、かつお互いにメリットになる対策を立てていくのかという話でした。
私も現在ホリスティックコミュニケーション実践セミナーをやっていますが、まさにこの考え方や方法論に通じるものがあり、また組織改革などにも当然使えるわけなのでとても興味をそそられました。今後はぜひ、この考え方を取り入れながらホリスティック医学協会や病院の改革などにも役立てたいと思いました。
興味のある人はぜひ以下の本を読んでみてください。セミナーでの話がすべて載っています。
岸良裕司著、全体最適の問題解決入門(ダイヤモンド社)
私のような素人でも読めてしまうとても分かりやすい本です。専門用語は出てきませんので本当に読みやすいです。お薦めです。
2009年2月1日日曜日
犬の骨折
1月10日、黒丸先生のセミナーから帰宅すると、我が家の犬の様子がおかしい。
親父が、家の中には入れてくれているが、見にゆくと足腰が立たなくなっている。
右足は伸びきったままで曲がらない。左手は動くようだが、ずっと体が震えている。
けいれんか?脳卒中か?熱はなさそうだ。食欲はあるようだが・・・
脱臼か?骨折かも? 皆留守にしていた間のことで、様子がわからない。
その夜は家内が付きっきりで添い寝して、次の日に車に乗せてかついで、動物病院へ。
日曜日でも開いているのは本当に助かる。
X線撮影。伸びきっているのと反対の左足の大腿骨が、完全に骨折している。しかも2か所。
手術が必要といわれ、病院を紹介してもらう。幸いその日の最終で見てくれるとのこと。夕方車で門真まで。
即入院、材料があれば明日手術とのこと。複雑な骨折なので、単純なものでなく、骨肉腫による病的骨折の可能性もある。
祈る気持ちで待つ。幸い、翌日手術ができ、迅速病理でもOK。金属のボルトで固定され、17日に退院。
さて、ここからは、ホリスティックの出番だ。アロマをたく、レイキをする。黒田光線を足にあてる。(写真)足裏マッサージ。玄米クリーム、クーミス(馬乳酒)。ブルーソーラーウォーター。もちろん運動もさせる。庭へおろして、排泄兼前足歩行訓練。
動物の本能は、余計な知識がない分、けっこう凄いかもしれない。体調によって、水を飲むときも、飲まない時もあり、食べ物の好みも変わるのがわかる。こざかしい栄養学は、本能の前では小さい存在だ。
でも、本当に大切なのは飼い主の愛情だ。ある人曰く、「子供の病気は親の病気。親がどこまで真剣になれるかが、子供の病気の経過にかかっているのだ」と。
「愛されている」という無意識の感情、安心感が自然治癒力を高めるのだと思う。
動けない犬は、鳴き声で意思表示をするしかない。赤ん坊と同じだ。しかも、もともとの淋しがりが、気が弱くなって片時も目が離せない。
飼い主はもうフラフラである。体重30キロ超を毎日担いで2階から庭までおろす。腰が段々痛くなってきている。
今朝、起きてみると、ペットシーツに血がべっとり。
な、なんや! 薬で胃潰瘍か? 嘔吐か?
一瞬焦る。しかし、鮮血だ。歯か? いや、鼻血だった。犬でも鼻血を出すのか?
でもまあ、これなら安心。空気の乾燥のためだろう。
本日、術後3週間目でX線撮影。
ヒトでいえば70歳を超えた老犬。残念ながらまだ、骨形成のきざしはない。いいほうの右足の麻痺も進んでいるようだ。
長い介護の道のりが続きそうだ。
でも、大丈夫。きっと良くなる。
愛情では負けない。
愛場庸雅
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