2008年12月31日水曜日

百姓屋敷わら

年末休みで、岡山にある「百姓屋敷わら」に一泊で出かけてきました。
「わら」は高梁市西部の山の中の一軒家の民宿です。中国山地特有の雲海が楽しめるという以外、周りには何の観光地もないところで、どうしてこんなところで20年も民宿が成り立つのか不思議なところにあります。

1997年第41回のフォーラムで、主人の船越康弘さんに、「健康は台所から」というテーマで講演をしてもらっています。そのあと、何人かのスタッフで一泊懇親会をしました。

2001年からは、ニュージーランドに一家で移住されていて、向こうで民宿をされていたようですが、また戻ってこられ、従来とは違う形で営業されています。

もともとは、マクロビオティックの料理から入り、山中の一軒家でまさにパーマカルチャー的生活をしておられ、さらには感謝するという心のあり方まで説くという、しゃべりだしたら止まらない親父です。その生き方はまさにホリスティックライフとも言えます。

今まで、ずいぶん色んな事を教えていただきました。
そのお礼という訳ではないのですが、以前、私と黒丸先生の対談DVDをお送りしていました。


当日の宿泊客は我々以外に3組。常連ばかりのようですが、その中にご主人をがんで亡くされた方がおられました。実は船越さんから、私のDVDをもらって見ていたとのこと。「主人の闘病中には、ずいぶん勇気付けられた」と評価していただいたようです。

そんなわけで、この年末は少し嬉しい話で終わります。
来年も良い年でありますように。

愛場庸雅

2008年12月27日土曜日

今年は・・・

今年を振り返り、
私的にもいろいろありましたが、
世の中も速い速度で変化しているように感じました。

世界情勢、食、金融、職など
不安要素が浮き彫りになった年でした。

前回のフォーラムでお話いただいた
パーマカルチャースクールの設楽先生の講演で
「今の生活で、物がなくなると、どうなると思います?
奪い合いになりますよ」とおっしゃられていました。

私もそう思いますし、そうならない為に何か出来ないか?
と、非力ながらいつも思っています。

歴史的に見ても、戦争、暴動、革命の時
「飢える」ことにより残虐になったり
「正義による悪意」正しいことを理由に
非道な行為が行われてしまいました。

弱いものが諦め強いられなければならない。
こんな事は、いまでも行われております。

この先の日本で、繰り返されないことを祈ります。
みんなが飢えない世の中。

どんな時でも「他人もしているから」と
非人道的にならない自立した心。

欲求が尽きない物欲を満たす幸せから
心が満たされる日常。
そうなればと思い
ホリスティックを考えております。

ちなみに汚染米事件により
今年のお米は外国産が敬遠され
国産のもち米が使用されていますので
豊作なのですが高値で
おいしいということです。

いつもお世話になっている
お米屋さんに教えていただいました。

青龍サコダ鍼灸治療院 迫田 敬一

2008年12月20日土曜日

第25回コアの会学習会案内

第25回学習会

平成21年1月17日(土) 午後3時~午後5時
                   
場 所 : 慈恵クリニック
      奈良県大和郡山市小泉町東1丁目8-7
     (JR大和路線大和小泉駅、徒歩1分)
      参加者が多ければ変更します

講    師    慈恵クリニック院長 山田義帰

学習予定内容
1.ホリスティック医学とスピリチュアル
  ホリスティック医学について
  ホリスティック医学とスピリチュアルの関係
  スピリチュアルな世界観と生き方
  など

2.検討会





参 加 費
2000円(一般 おやつ代等含む)
1000円(慈恵クリニックの患者さん、コアの会会員、ホリスティック医学協会会員)


定員 :20名

申込 :慈恵クリニック
    TEL. 0743-57-6131
    yamada@jikei-clinic.com
    *メールでお申し込みされる場合は、来られる方の
     お名前と所属、連絡先電話番号かメールアドレス
     を記載してください。
    *お申し込みは1月15日までとさせていただきます。
     

------------------------------------------------------◆◆
コアの会:慈恵クリニックで開催される勉強会です。
コはこの世のこと、アはあの世のこと、そしてコアは英語で
核心という意味があります。

私たちが生きている現実的な世界とスピリチュアルな
領域も含めて、健康について必要なことを深く勉強し、より
健康的な人生を歩んでいけるお手伝いをしたいと思っていま
す。
------------------------------------------------------◆◆

次回第26回学習会は
平成21年2月21日(土)午後3時~午後5時開催
講師: 古神道行者 与乃登氏
タイトル: 未定
------------------------------------------------------◆◆

2008年12月18日木曜日

自信ってなんだろう?vol.2

さらに年の瀬がせまってまいりましたが、
皆様いかがお過ごしでしょうか?

前回『自信』についてお話させていただきました
スーパーバイズ・セラピストの清流いつきです。

あれから一週間あまりになりますが、
ご自身へのプレゼント・タイムをとることは
出来ましたでしょうか?

『自信』も『自信のある状態』も、答えは一つではなく、
もしかすると人の数だけあるのかも知れないなぁと
私は思っています。

そして私にとっての『自信』とは

試験に合格することが出来たり、
何かを達成することが出来た自分にあるものではなく

今は結果を出せなくても、

自分自身がそうしたいと本気で願うことであれば
いつか必ず達成できる力があると信じられること

そんな自分に対する信頼のことだと思っています。

なので、『自信のある状態』というのは

いろんな状況の中で、上手くいかなかったり、
望む結果が出せない時ほど発揮される状態

自分に能力がないのではなく、

これまでのやり方では上手くいかないという
目の前にある結果を真摯に受け止め、

違うやり方や方向性などを検討し、
何度でも実践していくことができる
状態のことではないかと私は考えています。

皆様にとっての『自信』と『自信のある状態』は
いかがでしたでしょうか?

出来ることは出来るし、出来ないことはやってみる。

今は、そんな毎日を過ごしています。

心のヒーリングサロン セルジュ・フォレスト 清流

2008年12月17日水曜日

第96回 ホリスティック フォーラム大阪

『パーマカルチャーとホリスティックライフ』
       講師:設楽清和先生


パーマカルチャーとは、自然の完成した姿である
森づくりをしながら、自然と共生する人づくり、社会づくり、
そして地球づくりを目指しています。

人は自分に必要なものは自分ですべてまかないながら、
しかも自分の個性を磨いていく百一姓とし、一人一人が
自立していながら、お互いに受け入れ合う
関係を持つことで成り立つコミュニティを基本的な単位とする、
平等で平和な社会づくりも行って行きたいと考えています。

パーマカルチャーという言葉は、パーマネント(永続的な)と
アグリカルチャー(農業)、カルチャー(文化)を合わせた造語です。
パーマカルチャー・センター・ジャパンは日本の風土に適した
パーマカルチャーを構築し、それを普及することにより、
持続可能な社会を創造していくことを目的として活動しています。

すでに世界各地で実践されている自然と共生するための様々な技術や
知恵を研究・実践し、日本の伝統文化の中にはぐくまれてきた自然と
共に生きる知恵にも学んで、自然と共生しながら人間の生活をも
より豊かにしていく、新しいライフスタイルとまちづくりを
未来のために行っていきたいと考えています。


■講師プロフィール

 設楽清和(しだら きよかず)

 1956年生まれ。上智大学外国語学部フランス語学科卒業後
 フランスグルノーブル大学文学部およびアメリカ合衆国
 ジョージア大学大学院人類学科に留学して研鑽を積む。
 一方、特殊法人国際観光振興会に勤務の後、新潟にて農業に従事。 
 現在パーマカルチャー・センター・ジャパン代表理事として
 永続可能な社会の基礎となる人間と自然についての基本理解を深める
 ことをライフワークとしている。


◆日時:2008年12月23日(火・祝)
1:30~4:00(講演・質問)  4:00~5:30(親睦会)
◆場所:関西医科大学(京阪電車「滝井駅」徒歩2分) 1号館第一講堂2F
◆参加費:
会員 2,000円/学生会員 1,000円/一般 2,500円/一般学生 2,000円
◆親睦会500円
■6才以下のお子様の入場できません。
●原則として申し込みは不要ですが、一般の方5名以上、または会員を含む3名以上のグループでの申込みの場合は、全員の方を会員価格とさせていただきます。その場合は事前にファックスでのお申し込みが必要となります。

皆様のご参加を心よりお待ちしております。


関西支部 事務局

2008年12月16日火曜日

ホリスティックとペット



ホリスティックは私たちの生活に密接しています。何故ならホリスティックは私たちの体だけでなくて、心や生命エネルギーを気、魂といった現代科学では十分に理解できていない分野も対象として、私たち生きている生命の営みに深く関わっています。

今回はペットに関して書いてみようと思います。今はペットを飼われている人は多いと思いますが、欧米ではペットに関するホリスティック的な書籍も販売されていて、そのような考えの獣医さんも多いですが、まだ日本では西洋医学だけの獣医さんがほとんどだと思います。

私は昔から動物が好きで、今でも犬、猫、鳥などのペットを飼っています。今年大学生になった次男が中学生になった頃にフェレットを2匹を買ってあげました。フェレットは イタチの一種であるヨーロッパケナガイタチから家畜化されたもので、古くからヨーロッパで飼育され、現在は世界中で飼われているペットです。平均寿命は6~10年くらいで比較的腫瘍のできやすい動物です。フェレットの半数以上が、(良性・悪性を問わず)何らかの腫瘍にかかるとも言われています。

最初フェレットが我が家に来た時は、手のひらに乗るくらい小さな子供でした。主にフレットは次男が世話をしていましたが、犬や猫のように鳴いたりしません。ケージにいる時はほとんど寝ています。ケージの外に出すと喜んで走り回っています。年齢は7歳くらいになりますが、昨年の秋頃からよく咳をしたりしていました。12月頃に家内が獣医さんの所に連れて行きました。

リンパ腫があってその影響で、心不全を起こしていたようでした。獣医さんの説明では「心臓の拍動が早くてあまり血液を送ることができない」と言われたそうです。獣医さんからは利尿剤とステロイドの薬が処方されました。家内は何種類かの薬を1ccの注射器で無理や口に入れて飲ましていました。その獣医さんホリスティックな考えもある程度理解していて、AHCCという健康食品も積極的に使っていました。AHCCは私も使っているので、獣医さんの西洋薬と我が家にある健康食品でしばらく様子をみていました。

ある程度回復しましたが、春頃から体調が悪くなってかなり危険な状況で、週3回ほど点滴(首の所に100cc程点滴の注射をする)してもらっていました。その頃に知人から大阪で気功教室をしている先生がいることを聞いたので、家内はフェレットを連れて春頃に1回治療してもらいました。気功の先生は1回の治療で「良くなりますよ」と言われたそうです。事実それから驚異的な回復で、腫瘍もなくなりました。体重も増えて元気になりました。獣医さんは驚いていました。

私の経験からも犬や猫のようなペットは、気功治療や機能性食品が人間以上に劇的に効果を示すことがあります。動物は人間のように不信感を持って治療を受けることはないので、ストレート作用するのかもしれません。ただフェレットは腫瘍のできやすい動物ですので油断はできません。

次男は4月から大学生になって家を離れましたので、家内がフェレットの世話をするようになりました。5月になってまた調子が悪くなってきました。獣医さんのお話では胸のリンパ腫が再発して呼吸が悪くなっているようです。酸素が必要なので、2、3日入院しました。場合によっては自宅で酸素を準備しないといけないかもしれないので、在宅酸素療法のパンフレットを取り寄せました。

それから少し落ち着きました。体調が良くなって在宅酸素療法は必要がなくなった代わりに、お薬の量がかなり増えていました。腫瘍に対して抗ガン剤も開始しました。また徐々に体調は戻ってきました。抗ガン剤を使っていると肝機能が上昇してきたので、肝臓に効果のある乳酸菌製剤から作られた機能性食品を与えました。すると肝機能は安定してきました。

その後も波がありますが、少し悪くなったり、また良くなったりの繰り返しでしたが、12月8日にとうとう亡くなりました。獣医さんから最初あまり長く持たないと言われていましたが、西洋医学的な治療以外に機能性食品や気功治療を併用して1年近く延命することができました。フェレットの世話はほとんど家内がしていました。私がホリスティックな医療をするようになって、私がホリスティックな治療しなくても、我が家では家内や家族にとってもそれが自然で当たり前のようになっています。

患者さんであろうが、動物であろうが、病気治療の基本は、自然治癒力を高めることだと思います。私たちはいろいろな方法や手段を使って、自然治癒力を高めるきっかけを作っているだけなのかもしれません。体からのアプローチ、心からのアプローチ、気からのアプローチ、スピリチャルなアプローチ…どのようなアプローチであろうと、自然治癒力を高めることが治癒に繋がると思っています。

2008年12月14日日曜日

温泉水


先日、和歌山県橋本市にある温泉「ゆの里」へ行ってきました。

こちらには、2年ほど前より「温泉水」を汲みに通わせて頂いております。

きっかけは、私のところにいらっしゃっていた患者様から、
「胃がん、大腸がん、皮膚病などの病の方が、飲用しているお水がある」と
お聞きして通うようになりました。

大阪市内から1時間30分ほどかかりますが、
高野山の麓の田園が広がる静かな、いいところです。

こちらのお湯は他のお湯と比べて
のぼせにくく、冷めにくいという特徴があります。
お湯は本来、
陰性(氣を発散する)なのですが、
陽性(氣を集める)性質があるようです。
ただし、長湯し過ぎるとのぼせます。
(どんなに良いことも過ぎると逆効果です)

私の母は、お湯にのぼせやすい方ですが、
「ゆっくり浸かれる」と喜んでいます。

こちらの施設の方にお聞きしたところ
「昔、弘法大師がここを掘ると良い水が出ると言われたと、
言い伝えがあり、掘ると温泉が出た」そうです。

波動水と同じように振った方が良いか訪ねたところ
「波動水と違い振らないほうが良いです。
 生き物みたいに大切に扱ってくださいね」と
おっしゃられていました。
親切にお話頂き有難う御座いました。

また、2ヶ月はもつとの事なので、
影になるところで保管しておりましたら
味は落ちてしまいますが、大丈夫でした。

これからもお世話になりますので宜しくお願いします。

ご関心のある方が御座いましたら、
お勧めですのでご体験ください。

青龍サコダ鍼灸治療院 迫田 敬一

2008年12月13日土曜日

元気よく歩く!

関西支部運営委員のはやしひろこと申します。
大阪京橋で、心とからだと魂のつながりへの気づきをもたらす
ホリスティックケアルームを開いています。
敬愛する先生よりご指名をいただき、初投稿にチャレンジします。
どうぞよろしくお願いします。

今日は冴え冴えとした美しい満月。
さきほどお気に入りのストーンと一緒に
ダウンジャケットをしっかりと着込んで、
しばし月光浴と瞑想をしてきました。
仕事と子育てと家事とでフル回転している頭が
ゆっくりと解放されていく大切な時間。
忙しい生活の中では、「今、ここ」に存在し
自然や宇宙とつながる時間は
意識をしていないとついつい後回しになってしまいます。

でも遠くの聖地やパワースポットに出かけなくても、
たとえ都会のど真ん中であっても、
ダイナミックな日の出や夕焼けに手をあわせ、
草や花や樹に感謝して香りを楽しみ、
月や星を眺めることでも
心とからだを解き放って浄化と再生を行い、
大いなる存在とのつながりを感じることができます。
それはわたしたち自身が、どこに暮らしていたとしても
かけがえのない聖なる自然そのものだからです。

ホリスティックに出会った1991年ごろ、
わたしは大きな病気の回復期で、
オルタナティブな療法や自然療法に魅せられていました。

ホリスティック医学を学ぶには、
まず生き方そのものをホリスティックに!と、
畑を耕し、自給自足をめざして自然農法を学び、
丹後の山奥まで田んぼつくりに通いました。
時間があると山に登り、瞑想にふけり、
様々な視点から自然治癒力を引き出す方法を学びました。

わたしにとってのホリスティック医学とは

痛みや悲しみ、苦しみの中にいる方が、
愛とともに存在する誰かとの関係性や、
場のエネルギーや、
心地よい香りやタッチや対話の中から、
癒しの力に気づき、
自らの内なるヒーラーである治癒力を引き出すことで、
からだが変わり、心が変わり、
考え方や行動や愛の表現方法が変わり、
周囲の人が変わり、そして世界が変わること。

ホロスの風とともに、
ホリスティックな生き方を学び、歩いていきたいと思います。


目の前に広がる美しさとともに 歩むことができますように
うしろに広がる美しさとともに 歩むことができますように
頭上に広がる美しさとともに 歩むことができますように
足元に広がる美しさとともに 歩むことができますように
私を取り巻く美しさとともに 歩むことができますように
美の小路に胸躍らせて 元気よくわたしは歩む

   アメリカ・ネイティブアメリカン ナバホ族の歌より

2008年12月10日水曜日

自信ってなんだろう?

はじめまして☆スーパーバイズ・セラピスト 清流いつきと申します。

私も運営委員の中の女性陣の一人としてご指名いただき、
畏れ多いと思いつつ初投稿にトライさせていただきます。

今回のテーマ、『自信』ですが、
皆様にとって『自信がある』というのはどんな状態でしょうか?

私は現在、
催眠療法(ヒプノセラピー)やNLP心理学のワークなどをメインとした
心理カウンセリングの個人セッションやセミナー、
カウンセリング講座や催眠療法士(ヒプノセラピスト)の認定講座等の
講師などをやっておりますが、

いらっしゃるクライエントや受講生の皆様が
もっとも多く言葉にされるのが、この、『自信』の一言です。

「自信がないので何もできない」
「自信があれば、できるようになる」
「だから、自信をつけたい」

なるほど、確かに~!

「それで、あなたにとっての『自信』ってどんなもの?」

問いかけると、

たいていの方が言葉に詰まられてしまいますが、
「文字通りでいくと…『自分を信じること』かなぁ…」
と返ってくることがあります。

「じゃあ、その、『自分を信じる』ってどういうこと?」
「『自信がある』って、どんな状態なのかな?」

重ねて問わせていただくと、考え込まれてしまいます^^;

答えは、目にみえる形でなくていいんです。
でも、その目標が達成された結果を確認できなければ
どこまで行ってもゴールは見えません。

身体と心は表裏一体
精神も含め、すべてはバランス☆

その根底を支えてくれるもの

それが『自信力』ではないのかなぁと
私は考えています。

多忙な日々をお過ごしのことと思いますが、
間もなく新たな年を迎えるこの時期に、

あなたにとっての
『自信』
『自信のある状態』


いま一度、見定めるための時間
この一年を頑張ってきたご自身へのプレゼントタイムを
ご用意いただけたらと思います♪

清流いつき

マニュアル通りは嫌いです!

先日、奈良の大和八木で夜に講演会があり、少々懇親会に参加した後、近鉄特急で京都まで帰ってきました。

時間が夜遅かったこともあり、車両内の前方に数人のお客がいる以外、ほとんど乗客はいませんでした。

私は、携帯電話で駅までむかえに来てもらえるよう自宅に電話をしていたのですが、そのときたまたたま特急券を拝見します、と言いながら車掌さんが来たので、電話をしながら特急券を見せました。

すると、当然のごとく?「携帯電話は、デッキでお願いします」と注意をされました。その場は、それで終わったのですが、私にはふと疑問が沸いてきました。

なぜ、デッキで携帯をかけないといけないのか?という疑問です。もちろん決まりだからと言えばそれまでですが、車内放送では、「周囲の方の迷惑になるので、携帯電話はデッキでお願いします」という放送が流れていました。

でも、今乗っている車両にはほとんど乗客はいなのだから、周りの人に迷惑をかけることはないのになあ‥と思ってしまいました。

何のためにデッキで携帯をかけないといけないのか、という本来の目的を考えると、何ともしっくりこない注意のされ方でした。

同じようなことが居酒屋でもありました。個室を借りて十数人で楽しく宴会をしていました。個室は2時間です、と言われていたので、それは了解していたのですが、その日は日曜日の夜だったせいか、お客さんはガラガラでした。他の三つの個室もすべて空いていました。

ところが、2時間経った段階で、時間ですと言われ、会計の伝票を持ってこられました。私たちはちょうど盛り上がっており、もう少し飲んだり食べたりしたいと思っていたので、私は責任者を呼ぶように言って、話をしました。

「2時間制というのは、できるだけお客の回転をよくするためだというのは十分に理解していますが、今日のようにガラガラの状況で、なぜ、もう少しいてはいけないのでしょうか?私たちがこの部屋で、もうしばらく飲み食いすることで、お店にどのような迷惑がかかりますか?私たちを不快な気持ちにさえ、追い出すよりも、このままいさせてもう少し売り上げを上げた方がお店にとってもよいのではないでしょうか」

このように言うと、「分かりました、このまま飲んでいただいても結構です」ということになり、その後1時間半ほど、宴会を楽しませてもらいました。

車内での携帯の使用にせよ、宴会の2時間制にせよ、すべてマニュアル通りに動いていると思うのですが、なぜそのようなマニュアルができたのかを考えながら行動すべきではないでしょうか。

マニュアルは大切ですが、マニュアルに振り回され、本来の意味を見失うことことになっては本末転倒になってしまいます。まさに部分ばかりに目がいってしまい全体が見えなくなっている状態です。常に全体的な視野に立ったものの見方をしながら行動したいものです。

ちょっぴり不満を言わせてもらいました。

2008年12月9日火曜日

風邪のお話



よく風邪に葛根湯と言われますが、
飲んで良い方、悪い方がおられます。

葛根湯を飲む証は、
熱が身体にこもって発散できていない状態です。

体力があるので発散させてあげると良いです。
しかし、
体力がなく発散しては、いけない方が飲むと逆効果です。

わたし達は風邪を引くと
お風呂に入らない事が良いのか?
入いる事が良いのか?
悩みます。

ポイントのひとつは、汗が出ているか、出ていないかです!
汗が出ている状態の方には、
お風呂は、お勧めできません。
お風呂だけではなく
汗をかき発散させることはお勧めできません。
お酒、運動などです。

日ごろから体力があり、
汗の出ていない風邪を引いてらっしゃる方には
良いかも知れません。

ちなみに、習慣で
日本人は風邪を引くとお風呂に入らない。
アメリカ人は、湯船につかる。
と聞いたことがあります。

東洋医学で大事なのは、
同じ病名、症状でも個人により
処方、処置は異なるということです。

万人に効くものは、ありません。

個人でも症状、状態、年齢、季節など
により、答えは異なります。

ますます寒さが増して来ますので、
お体ご自愛ください。
青龍サコダ鍼灸治療院
 

2008年12月8日月曜日

セラピスト自身の癒しも大切

先日、3期目(8日間)のホリスティックコミュニケーション実践セミナーを無事終了しました。受講生にとって、とても満足感の高いセミナーであったことは、主催者としては何よりもうれしいことです。

私自身、このセミナーを通して、気づかされることがいくつかありました。

最初は、セラピー的なコミュニケーションのテクニック(主にソリューション・フォーカスト・アプローチ)を教えるつもりで、このセミナーを開催しました。

ところがやっているうちに、これはテクニックを教えながら、実は、セラピーに必要なものの見方や考え方を学ぶことの方が重要であることに気づいたのです。

しかし単に、ものの見方考え方の話をしても、概念的になるだけであり、本当の意味は伝わりませんが、毎回のデモンストレーションやワークをすることで、初めてそれがしっかりと伝えることがわかりました。

さらに、今回のセミナーでは、皆さん自分が現在抱えている問題を題材にして、実際のワークをしますので、自ずとその問題に目を向けざるを得ませんし、またそこで行われるワークでその問題が解決されることもしばしばありました。

それにより、セラピストである参加者が、様々な気づきを得ることになり、それにより癒され、それがさらに、ものの見方や考え方を大きく変えることに気づきました。

つまり、セラピスト自身の問題を解決し、癒されることが、結果としてその人のセラピーの質を高めるのではないかと思ったのです。

セラピーのテクニックを磨くことばかりに目を向けるのではなく、自分自身を癒すこと、これもセラピストにとってとても重要なことなのだと感じました。

2008年12月6日土曜日

ホリスティックなコミュニケーション


今年、2008年になってから、
”ホリスティック医学協会関西支部”のスタッフとして
お手伝いをさせてもらっています。
人生半分以上を生きてきましたが、
ほやほやの新米です♪
宜しくお願いします。




補完代替療法や、自己治癒力を高めるアプローチなど、
キュアとケアの両面を備えた、人間性豊かで、
素晴らしい活躍をされている先生方が交代でブログをアップされ
分かりやすいエピソードを、いつも興味深く読ませていただいていたのですが
今回、敬愛する先生から女性陣もとご指名を頂いたので、
初めての投稿にチャレンジしてみます!

初回ですので、まずは自己紹介がてらに、
さまざまな出会いについてお伝えしたいと思います。


ホリスティックという言葉に出会ったのは、
アロマセラピーを学び出したのと同時だったと思います。
1999年のことでした。

アロマセラピーは、症状の緩和や治療的な精油の選択ばかりに目をやるのではなく
クライアントさんの状態をよく知るために、
からだとこころ、そして環境やスピリチュアルな側面をも踏まえて
全体的にホリスティックに捉えることで、効果が発揮できると学びました。


その後、2004年の「自然治癒学プロジェクト」2日間のセミナーに参加し、
”ホリスティック医学協会”の活動を知ることになりました。
ホリスティックをもっとよく知りたい、学びたいを思うようになり
協会の認定する”生活習慣病予防指導師”を目指して勉強しました。
この認定のための通信教育やスクーリング、施設見学がとても楽しかったです。

看護師として病院で勤務していながらも、現状の医療に対して、
また治療者と患者との関わりにおいても
これではいけないのではないかと思っていました。
真の医療とは?
患者さんとの関係は?
病のストーリーとは?
ホリスティックヘルスや治癒的自我とは・・・
そういった視点を見直すきっかけとなりました。


2ヶ月に1度開催されている「ホリスティックフォーラム」では
毎回、素晴らしい先生方の講演をうかがうことができます。
目からウロコが何枚も剥がれ落ち、温かな思いに感動し、
心が動かされてきました。

こうして、フォーラムに参加するうち、既にアロマの仲間が
スタッフとしてお手伝いしているし、いつも参加するのだから、
私もこの素晴らしい先生方と、ホリスティックを通して関わりを深め
もっと学んでいきたいなと思うようになりました。


関西支部長である、緩和ケア医師、黒丸先生が開催された
「ホリスティックコミュニケーション実践セミナー」でも、
今年1年間、3期まで続けて再受講させて頂きました。

何度受講しても、毎回、新しい気づきと感動を与えてもらっています。
この講座での、出会いの数々は・・・・

殻を外す
枠を超える
視点を変える
変化してみる
まずは小さな1歩から
ホッとしてもらう
バランス感覚
きっかけとなること

そして、これまでのカウンセリングの手法や
価値観を手放すことも教えてもらいました。

補完代替療法など、キュアとケアの両面を大切にしながらも
コミュニケーションの大いなる意義を知りました。

プラシーボの研究を通しての気づきや、学びから
人間に本来備わっている治癒へのプロセスを知ったことも、
大変に大きな学びでした。

数々のその人独自の治癒への道(ストーリー)
治癒的自我を目覚めさせるための方法が
人と人との関わりそのものにもあるのかも・・・

宮里 文

心の傷




あなたの心の中には何があるの…?

悲しみ? 苦しみ? 恐れ? 

誰にも話せないの…?

どうして自分で傷つけるの…?

何度も…、何度も…

体の傷は痛くないの…?

誰に分かって欲しいの…?

親? 兄弟? 友達? 彼氏?

体の傷は時が経てば癒えるけど

あなたの心はいつも傷ついている

分かって欲しいから…、気づいて欲しいから…

また同じ事をしてしまうのかな~?

心の中に閉じこめて、鍵をかけていても

ネガティブなエネルギーが貯まってくると

一気に爆発してしまう

心の傷が癒えますように…!

ネガティブなエネルギーが解放されますように…!

あなたがあなた自身をとりもどせるように…!

私にできることは、ただ祈ってあげるだけ…







以前、夜診で左上腕を自傷した若い女性が来院しました。前の年の2月から何度も自傷しているようです。詳しい事は話してくれません。精神科でお薬をもらっているそうですが、発作的にナイフで切ったそうです。何カ所も切っています。皮膚が何カ所もスライスのように切れている傷を見たことは初めてでした。

自殺目的で動脈を切るような深い傷ではありませんが、何カ所も傷口が開いています。傷口の間隔も狭いので、とても全部の傷を縫合することはできません。出血は止まっていたので、傷を消毒して抗生物質を渡して帰ってもらいました。

元外科医の私にとって肉体的な傷を治すことはできますが、心の傷は治せません。彼女にとって本当に必要なのは心の傷を治す事だと思いました。心の傷は、消毒したり、お薬を出して治るものではないことは明らかです。早く心の傷が治る事を願いました。

2008年12月4日木曜日

たかが飲み会、されど飲み会

先週の土日はホリスティックコミュニケーション実践セミナーを開催しました。皆さん和気藹々と楽しくセミナーを行わせていただいています。

もちろんセミナーも大切ですが、毎回行われる終了後の懇親会(飲み会)も重要だと思っています。

ただ単に私が酒好きというだけではなく、やはり皆さんお酒の場では自由に話ができるようになり、思いも寄らない方向に話が進んだりもします。

そのような中から、この人は本当はとても気さくな人なんだなとか、こんなことも考えているかとか、セミナーの中では分からなかった一面を見ることができます。

状況や環境が変われば、人は普段とは違った側面を見せることが多いようい思います。そんなところから、その人の意外な部分が見え、さらにつながりも深くなるのではないでしょうか。

そんな、人の隠れた良さを引き出してくれるのが、このような飲み会だと思っています。だから私は飲み会が好きなんです‥単なる言い訳?

黒丸尊治。

2008年12月3日水曜日

冷えのお話

寒さが厳しくなって来ましたが、
今回は冷えのお話です。

冷え性の方にですが、
早くから厚着はお勧めできません。

急に寒くなり冷えないように
なさることは大切なのですが・・

たとえば、
夏から靴下や腹巻をして寝る方がおられます。
寒くなればなるほど着込まなくてはなりません。
「寒がり」を作ってしまってます。

寒い経験をすることで、
身体を自身の力で暖め、
冷えに強くなるようになります。

着込んで、冷え症を作ってしまっている
心当たりの方は、
冬至ごろまでは、昨年より少し
「冷えない程度に薄着で暖房控えめ」
を心がけて頂ければと思います。

無理して風邪を効きませんように~

冷房も同じで
近頃の子供たちは汗腺が少なくなっているそうです。

東洋医学での健康は自然に対応できているお体です。

夏と冬では、まるで違います。
夏は熱の発散がうまく出来るお体。
冬は、熱を逃さず冷えに強いお体。

体力の弱っている以外の方は
自然に対応できるお体を目指して頂ければと思います。

将来、体力で対応していた方が、
体力が低下してきたときに
四季の変化に順応できず、
様々な症状が現れる方がおられます。

体力のあるうちから、
自然に逆らわないお体にさせていると
生命力(氣)の燃費が良いお体となります。

年を重ねることへの対応する力となるでしょう。
青龍サコダ鍼灸治療院 迫田 敬一